国税庁から不審なメールが届きました。これはどうしたらよいですか?
出演: … M社 経理部部長
… 顧問税理士
― M社 ―
M社経理部古門部長と顧問税理士が、打ち合わせをしています。
そういえば先日、個人のメールアドレス宛てに国税庁から所得税の未払のお知らせが届いたんですよ。
え?
滞納ですか?
それがおかしいんですよ。
これまで還付申告しかしたことがないのに、急に所得税が未払だという催促のメールなんです。
それはもしかして…。
まあ、偽メールですよね。
最近、よく聞きますよ。
そういう「不審メール」の話を。
やっぱりそうなんですね。
私に届いたメールの冒頭が「e-Taxをご利用いただき…」って言葉から始まるんですが、私自身、e-Taxは利用してないんですよ。
それならば、おかしいことにすぐ気づきますね。
ええ。
国税庁のホームページでも注意喚起が出ています。
文面のパターンも掲載されていますが、どう考えても怪しいものから、ぱっと見では気づきづらいものまでありました。
冷静になってよく見ればおかしいことはわかりますが、国税庁や税務署名で届くとドキッとしてしまいますしね。
そうですね。
文面には、サイトに誘導するためのURLがありましたが、さすがにクリックしてアクセスするリスクは負えませんでした。
そうですね。
クリックはやめた方がよいでしょう。
今回はたまたますぐに気づきましたけど、こういったメールはどうしたらよいのでしょうか?
明らかに不審なメールとわかるものであれば、メールを開封することなく削除された方がよいですね。
もし開封されたとしても、誘導するためのURLはクリックしないことも大切です。
仮に何となく心当たりがあるとか、削除してよいのか判断つかないなど、どうしたらよいか悩んだ場合には、遠慮なく弊所までご連絡ください。
それは有難いです。よろしくお願いします。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。